新型コロナに関する疑問を専門家が解説

世界中で感染が広がる新型コロナウイルス。道内では感染者の増加ペースは落ち着いているものの、大勢の人が不安や疑問で重苦しい日々を過ごしています。日常を一日も早く手繰り寄せるために、私たちはどんなことを心がければよいのでしょうか。

地域課題を視聴者と共に考える、今日ドキッ!トークライブ「こちらHBC報道部」。今回は「今日ドキッ!」出演中の札幌医科大学・當瀬規嗣教授を招き、2020年4月10日(金)、新型コロナに関する視聴者の疑問に答えていただきました。

【質問】新型コロナウイルスの生存期間は場所によって差はある?


【回答】ウイルスの生存期間は場所によって差はあります。例えば手のひらなど肌に付着した場合は30分ぐらい。しかし空気中では数時間、漂う場合もあるという専門家もいます。そのため風通しを良くするなどして、密閉空間をつくらないことが必要です。また金属やプラスチックなどつるつるした表面に付着すると、2,3日生存できるともいわれています。

【質問】温泉やサウナなどの公衆浴場には行かない方がいいですか?


【回答】温泉のお湯を介して感染することはありません。しかしサウナなど近くにいる人と会話することで飛沫が飛ぶおそれがあります。ウイルスは湿気がある状態だと蒸発せずに生存し続けられるので、リスクはあります。


【質問】帰宅後、マスクはどう処理したらいいの?


【回答】マスクの表面は絶対に触らないことです。耳のゴムの部分から外して捨てる。マスクの表面は掃除機のフィルターだと思って、できれば袋に入れて捨てます。


【質問】毛穴からウイルスが入ることはありますか?


【回答】毛穴からウイルスが入ることはありません。ウイルスの大きさは100ナノメートル、つまり1ミリの10万分の1。肌の皮脂がウイルスから守っています。

【質問】治療薬やワクチンの開発は進んでいますか?


【回答】新型インフルエンザ用に作られた抗インフルエンザ治療薬の成績がよいのではということで現在、治験が進んでいます。このままいけば薬として認可され、1年半後には展開できるのではないでしょうか。

【質問】妊娠中に感染した場合の母子への影響は?


【回答】コロナウイルスが胎盤を通過できるという報告はありません。したがって母親が感染しても必ずおなかの赤ちゃんに感染するというわけではありません。しかし生まれた直後に、母親の呼吸から感染することはあるかもしれません。

當瀬教授は、今回の新型コロナウイルス感染拡大は世界的な広がりや犠牲者の数から、歴史的にも特筆されるケースだとしています。そして手洗いの励行、3密(密閉、密集、密接)の阻止、ソーシャルディスタンスの確保など、感染予防を地道にとることが重要と話し、「がんばれば必ずコロナは乗り越えられる」と呼びかけました。


※トークライブの模様はHBC無料動画配信「もんすけTV」でもご覧になれます。

(2020年4月10日現在の情報に基づきます。)

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