シングルファーザーの育児

人知れず育児に悩み、孤立してしまいがちな、シングルファーザー。今回は、北海道に暮らす2人のシングルファーザーから解決策を探ります。

北海道札幌市で暮らす男性。5年前に妻と離婚。当時、4歳と2歳だった息子を引き取り、シングルファーザーになりました。建築関係の仕事をしていますが、子どもが小さいうちは、子育てとの両立が大変だったと、振り返ります。

男性「当時はまだ小さかったので、午後7時までに帰らなければいけない。状況は理解してくれてはいるが、帰る姿をみると、会社ではあまりいい雰囲気にはならない」

いわゆる「ママ友」のような相談相手もなく、思い悩んでいたときに知ったのが、シングルファーザーが集う、「父親ネットワーク北海道」でした。

男性「孤独というか、孤立感があったし、どういう支援を受けられるか知りたかった。そこの情報がほしいなというのがあった」

男性は、同じ境遇の仲間とともにシングルファーザー向けの「ハンドブック」を作り、経験をもとに、さまざまな疑問に答えています。

例えば・…

Q/子育てしながら、会社勤めは続けられますか?

A/僕は仕事を辞めませんでした。職場のみんなに事情を話して、理解してもらいました。

Q/思春期の子育てのポイントは?

A/うちは女の子なので、学校の保健室の先生と仲良くなって助けてもらいました。

Q/家事の合理化の極意はありますか?

A/食事は大切だけど、掃除はほどほどでもOK。ホコリが積もっていてもなんとかなります。

男性「どうしてもシングルマザーに比べて数が少ないというのがありますので、ハンドブックを通じてこういうふうにやっていけば、なんとかなるんだというのが、わかればなと」

同じ悩みを抱えているシングルファーザーに「一人じゃない」ことを伝えたいといいます。ハンドブックは、インターネット上で公開されています。

シングルファーザーの中には、独自の方法で、親子の絆を深めている人もいます。

ユーチューブで動画を配信している札幌の小向勇希人(こむかい・ゆきと)さん27歳。自称「シングルファーザー・ユーチューバー」として、本職の傍ら、子育ての様子を投稿しています。小向さんは、5年前に妻と離婚。当時、生後8か月だった「れお君」を引き取りました。

小向勇希人さん「これからどうしていこうか、目の前が真っ暗になった」

小向さんは2年前に、ユーチューブにチャンネルを開設。その撮影シーンがこちら。

小向勇希人さん「携帯をこの台にのせて、カメラを起動して始めます」

動画の撮影で心がけているのは、「等身大」であること。「頑張りすぎるな」というメッセージを込めています。

小向勇希人さん「『すごく励まされた』というコメントが来るようになって、”父親の愛情”、”母親の愛情”ではなく、自分の愛情をささげてほしいと思う。子どもと一緒に過ごしていければ、きっと明るい家庭になると思う」

誰にも悩みを相談できず、「孤立」に直面しがちなシングルファーザーたちは、互いの「共感」を伝え合うことで、育児のヒントを見つけようとしています。


《取材メモ》

総務省によりますと、全国で20歳未満の未婚の子どもがいるシングルファーザーは、およそ8万人。世帯数としては、シングルマザーの10分の1くらいだということです。“男手”ということで、シングルマザーよりも、収入面で安定していると見られがちですが、「一人で子育て」という状況に違いはありません。


今日ドキッ!では、皆さんから子育てに関するご意見・体験談を募集しています。ご意見フォームはこちらです。いただいたメッセージは番組内でご紹介するほか、今後の取材に生かしていきます。


父親ネットワーク北海道の、シングルファザーハンドブックはこちら

小向勇希人さんのyoutubeチャンネルはこちら



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