「ボロいい宿」~北見市留辺蘂町・寿苑~

見た目は古めかしいのに、なぜか人気がある不思議な宿、番組では「ボロいい宿」と名付けました。今回は、北海道北見市留辺蘂町にある老舗旅館に行ってきました。

札幌から車でおよそ4時間、北見市留辺蘂町です。今回のボロいい宿は、1976年創業という歴史ある湯治温泉 寿苑(ことぶきえん)です。

塗装がはがれていたり、換気口に鳥の巣があったり、手書きの看板があったり…。何とも味わい深い出で立ちです。

三代目女将の山梨深雪さんです。地元・留辺蘂町の高校を卒業後、札幌の飲食店で働いていましたが、先代の母が高齢となり2016年に後を継ぎました。一級建築士や調理師免許などを取得している、マルチな才能の持ち主です。

寿苑の魅力は、このアットホームな雰囲気です。

山梨深雪さん「お客様に親戚とかおばあちゃんの家に来てる感覚になって頂きたい」

外観からは想像できませんが、お部屋はシンプルで清潔感がある快適な空間。壁紙など、女将自らが張り替えてリフォームしたそうです。

温泉手前の休憩室には、お客さんから貰った鳥の置物などがたくさん!家のような雰囲気がある落ち着いた空間です。

長年、多くのお客さんに愛されてきた寿苑の最大の魅力は、やはり温泉!寿苑のお湯は、pH9.6というアルカリ性の単純硫黄泉で、入浴してすぐに、肌がツルツルになると人気です。

山梨深雪さん「まったく加温とか加水しない。源泉かけ流しの状態。24時間流しっぱなしですから、夜中とか早朝でも入って頂ける。過去最高は一晩で8回入ったお客さんがいた」

昔は湯治目的で訪れる地元客が多かったそうですが、現在は遠方からこのお湯を求めて、多くのお客さんがやってくるそうです。

多くの人々を魅了する寿苑ですがその魅力は温泉だけではありません。夕方、女将の山梨さんがどこかへ出かける準備をしていました。実は山梨さん、常連客のハンターと話をしているうちに狩猟への関心が高まり、2018年に免許を取得したんです。この日は、先輩猟師さんと一緒にシカ猟へ出かける予定だったので、ご同行させて頂きました。

堀内アナ「なかなか無いですよね、女将さんがハンターでとった鹿を食べられるのは」

山梨深雪さん「それが狙いだったんです。話題性というか興味をひくものになればと」

この日は残念ながらシカには出会えませんでしたが、山梨さんは年間10頭ほどの鹿を狩猟し冷凍保存しています。

夕食には、そのシカ肉を使った豪華なジビエ料理がテーブルにならびます。その数なんと4品!一般的にジビエ料理は高級ですが、女将自らが狩猟することで、格安の鹿料理を提供しています。

堀内アナ「お肉を食べている!という感じ。食感も結構弾力ある」

山梨深雪さん「部位だと思います。皆さんは背ロースとかモモなど柔らかいところを食べますが、これはあまり食べない前足なんです。折角取った肉ですから食べられる部分は食べます。一度鹿を食べると他の肉は味気ないというか。癖になる方続出中です」

北見市留辺蘂町にある寿苑は、泉質抜群の温泉に、女将自らが捕るシカ肉料理と、ここにしかない魅力あふれたボロいい宿でした。

まだまだ全国には「ボロいい宿」が…!見た目はボロボロなのに、たくさんの人に愛される全国のボロいい宿を紹介する番組「全国ボロいい宿-発見!それでも人気なワケがある!-」(TBS系12局ネット)が2月16日(日)午後3時30分から放送されます。北海道・幌加内町の宿も登場します。お楽しみに!


 


「湯治温泉 寿苑」

場所…北海道北見市留辺蘂町滝の湯131

Tel…0157-45-2970

時間…午前9時~午後9時まで(日帰り入浴)

料金…【日帰り入浴】300円

【宿泊】夕食・朝食付 5,000円

    夕食付 4,100円

    朝食付 3,600円

    宿泊のみ 2,700円

※冬期は別途暖房代300円が徴収されます。番組内では、300円込みのお値段でご小委しています。詳しくは、HPをご覧ください。



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