意外と知らない”お正月のしきたり”を一挙解説!

もうすぐ待ちに待ったお正月の時期ですが…お正月のしきたりを正しく理解できていますか?今回は、お正月にまつわるマナーについてご紹介します。

そもそもお正月とは、新年とともに歳神様が家に訪れ一年を生き抜く新たな力をもたらしてくれる期間と言われています。一連のお正月行事は「歳神様を手厚く迎えもてなす」という意味があるのです。1年の始まりこそ、縁起を担いで運気もアップ!福を逃さないお正月のしきたりとは?

さっそく問題です。

「おせちを食べ始めるのは、大晦日の夜より元日の方がよい」これってウソ?本当?

答えは…「ウソ」!現在は午前0時を境に大晦日から新年に変わりますが、旧暦では新しい1日の始まりは日没後でした。そのため、現在の大晦日の夜は新年にあたり、新年のお祝いとしておせち料理が食べられていました。なので、しきたりとしては大晦日に食べるのが正解です。北海道などは風習を受け継ぎ、今でも大晦日の夜におせち料理を食べる家庭が多いですよね。北海道のおせちの食べ方はきちんと歴史を受け継いでいたんです。

続いては、年越しに欠かせないあの料理について問題です。

「縁起が良い年越しそばのトッピングは、次のうちどれ?Aネギ Bあげ C鴨肉」

答えは…「Aのネギ」!これにもちゃんと理由があるんです。「ネギ」は神社の神職の職名のひとつ「禰宜(ねぎ)」と同じ発音。そのため、厄払いに良いといわれているんです。

ちなみに年越しそばは、「細く長く伸びる」ため健康や長寿の縁起がいいとされています。また、麺の「歯切れが良い」ため、1年の災厄を断ち切ることができる、という意味もあり、年末に食べるのがいいとされているんです。そのため、新年に厄を持ち越さないよう、昼でも夜でもいいので、年内に食べきるのが大事なんだとか。

続いては、お正月に多くの人が行く「初詣」についての問題です。

「初詣は元日中に行った方が良い」これってウソ?それとも本当?

答えは…「ウソ」!初詣は、もともと家長が大晦日の夜から元旦にかけて神社にこもり、一族の繁栄を祈願するもの。そのため、「大晦日」と「元日」の2回お参りにいくのが、本来のしきたりなんです。

しかし今は、初詣は新年のご挨拶という意味が強いので、元日から7日の松の内(=神様がいる期間)に行くのが好ましいとされています。焦らなくてもいいんですね。

初詣を前に、正しい参拝の仕方もおさらいしましょう。

①軽く一礼し、鈴を鳴らす(神様を呼び寄せる合図)

②お賽銭をおさめる

③二礼二拍手

④祈念

⑤一礼

ここで問題!この「祈念」と一緒に、“何か”を唱えることが大事なんですが…わかりますか?

正解は…「住所と名前を唱える」!自分がどこのだれかを神様に伝えるのも礼儀なんだとか。忘れないように伝えましょう。

続いては、「鏡餅」についての問題です。

「鏡餅の上にはみかんを供えると縁起が良い」これってウソ?本当?

答えは…「ウソ」!実は、鏡餅の上に飾られているのは、みかんではないんです。鏡餅の上に供えるのは橙(だいだい)という柑橘類。みかんは熟すと実が落ちてしまう一方、橙は一度実をつけると熟しても2~3年実が落ちず「代々」家が続くようにという語呂あわせもあり、長寿繁栄に縁起が良いとされています。また、鏡餅などのお正月飾りは、28日までに飾るのが好ましので、みなさんしっかり準備しましょうね。29日は「二重苦」という意味にとれて縁起が悪く、31日は「一夜飾り」といって、慌ただしく神様に失礼とされるからだそうですよ。

鏡餅の上に飾るのは、橙のほかにも“腰が曲がるまで長寿”という意味がある「えび」や、「串柿」も縁起がいいとされています。串柿は外側に2個ずつ、内側に6個飾るため、「いつもニコニコ、仲(=中)むつまじく」という意味があるそうです。

ちなみに「鏡開き」は神様が宿っていた餅を食べて、無病息災を願うもの。お餅を紙にくるんで分け合ったことから、「歳魂(としだま)」と呼ばれ、お年玉のもとになりました。鏡開きした時のお餅の食べ方は、お雑煮・おしるこ・グラタンなど、なんでもOK!ただし、神様が宿ったものに刃物を使ってはいけないので、お餅は手や木づちで割ることが良いとされています。

お正月のしきたりには運気アップにつながるものがたくさんありますので、いい1年のスタート切れるように参考にしてみてください。


マナーを教えてくれたのは、日本マナー推進協会代表理事の佐々木眞由美さんでした。

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