多くの子どもの命を救った医師がモデル「義男の空」遂に完結!

北海道在住の実在する小児脳神経外科医をモデルに描かれたドキュメンタリー漫画「義男の空」の最終巻が、10月発売されました。重い脳疾患の子どもや、その家族とのエピソードが実話を元に描かれています。

最終巻となった12巻の発売イベントには、道内各地から幅広い年代のファンが集まりました。自費出版にも関わらず、札幌の大型書店では、発売月のコミック売り上げ1位を記録したのです。

主人公のモデルは、苫小牧在住の小児脳外科医、髙橋 義男(よしお)医師。全国でも数少ない「小児専門」の脳神経外科医で、これまで子どもの脳手術を5000件以上おこない、多くの命を救ってきました。

漫画では、髙橋医師の生い立ちや、重い脳疾患の子どもとその家族とのエピソードが実話を基に描かれています。

“義男の空”を手掛けたエアーダイブ代表の田中宏明さんです。2003年、生後1か月だった次男が、脳の中に髄液が過剰にたまる「水頭症」と診断されました。その時、髙橋医師の手術で救われた経験から漫画を描くことを決めたと言います。


田中さん「こんなに素晴らしい医師が北海道にいるんだということを、多くの人に伝えたかった」

1巻には、田中さん自身の経験を基に、生後間もなく「水頭症」と診断され、悩みながらも髙橋医師との対話を通じて、こどもの命と向き合う夫婦が描かれています。

田中さん「患者側から見た医師を描いて、多くの人達に他の家族はこうやって闘ってきたり、乗り越えてきたりしたんだ、ということを伝えたいと思いました」

田中さんは、患者やその家族のもとに何度も足を運んで取材し、一つ一つのエピソードを丁寧に描きだします。今では、漫画を読んで髙橋医師のような医者を目指す子どもたちも出てきたそうです。

札幌在住の永原亮さんは、“義男の空”の9巻に登場する主人公のモデルとなった方です。生後6か月のとき、血液のがん「悪性リンパ腫」と診断され、髙橋医師が脳の手術を担当しました。

亮さん「周りの知らない人からも声をかけられ『本を読んだよ』と言われて嬉しかった。先生のことを、漫画を読んでもっと知ってくれる人が増えると嬉しい」

母・佳枝さん「本は、本当に家族にとっては宝物になった」

亮さん「一生残るモノとなった。大切にしていきたいなと思う」

亮さんは現在、義肢や装具を作る職に就くため、大学に通って勉強しています。

田中さんは、最終巻を手渡しに、苫小牧にいる高橋医師を訪ねました。

高橋医師「漫画ができたことで、患者さんに自信がついた。不安がっていた人に信頼を与えられたと思います。大抵『生きていけない』と親は周りから言われるが、チャンスは絶対にある。そういう話から僕の物語は始まった。不可能はないんです」

“義男の空”は、北海道内の書店やインターネットで、買うことが出来ます。皆さんも、手に取ってみてはいかがでしょうか。


「義男の空」あらすじはこちら







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