近年増えてきた「左官女子」に密着!

壁や天井を作り、家を建てる!長く男性の仕事と思われてきた“左官”の仕事。近年、建築現場で左官として働く女性たちが増え、巷で“左官女子”と呼ばれているのは、ご存じでしたか?

最新のデータによると、左官を含む建設現場で働く女性はここ数年増えつづけています。“左官女子”は、ビルやマンションなどの建設現場で大活躍しているんですね。

北海道札幌市にある中屋敷左官工業。午前6時から事務所の前に集まってきたのは…左官女子です!この会社では、入社5年目の吉田彩香さん、4年目の横井千夏さん、そして2018年に入社したばかりの、真野ひなのさんの3人の女性が左官職人として働いています。

(写真右が吉田さん、左が真野さん)

新人の真野さんの仕事ぶりは、先輩の職人が「人一倍きれいな仕事をしている!」と認めるほどの実力!この日の現場は、4階建てのマンション。メインの仕事は天井の最後の仕上げです。

小さな体で20キロ近い材料を運ぶ真野さん。最初は両手で持たないと運べなかったと話しますが、今は慣れた手つきです。真野さんが左官という仕事を選んだ理由は、母親の助言があったからだと言います。

真野さん「高校を卒業後、就職する時に、体を動かす仕事がしたいなと思っていて、母親が『左官は?』と提案してくれました。確かに左官はかっこいいかもしれない!と思って、職として選びました」


憧れからはじめた仕事も2年目。めきめきと腕をあげています。先輩からも、クロス(壁紙)の補修に関しては全く心配していない!とお墨付き!日々、成長しつづける真野さんですが、苦労と葛藤で涙した日もありました。

真野さん「同期の男の子がいたんですけど、彼はずっと材料をもった状態で塗りつづけていて。私は最初力がなかったので、塗っている最中に限界になりました。悔しい!って思って、筋トレを家でやってみたりとかして。そのおかげで男性と差がなくなってきました」

頑張り屋の真野さんがさらに成長するきっかけになったのが、2019年2月に初挑戦した仕事。北海道内屈指の最上級の宿「しこつ湖 鶴雅別荘 碧の座」で、エントランスにある暖炉の制作に、当時入社1年目にして大抜擢されたのです。暖炉の周りに土を塗り、縄文をイメージした縄の柄をつける仕事に携わりました。

この仕事を統括したのは、カリスマ左官職人と呼ばれる久住章さん。独自の左官術で全国の有名建築物を手掛けてきた方です。久住さんとの仕事に、真野さんも刺激を受けたと言います。

真野さん「縄文の柄をつけるときに、久住さんに『もうちょっと、この方がいいんじゃないか?』と言われるので、常に緊張していました!この仕事に関われたのは凄いことだと思います」

そして身近で一番刺激を受けるのが、いつも同じ現場に行く先輩左官女子、吉田彩香さん(写真)の仕事ぶりです。吉田さんの、無駄のない動きが参考になるのだとか。

彼女たちが日々成長する陰には、会社の大きなサポートがありました。その一つが、中屋敷剛社長が、自前で作った左官の技能研修センターです。

中でも画期的だったのが、動画を使った左官の授業!これにより若手が短期間で熟練の技を習得できたのです。何回もお手本を目の前で見られるので、何度も復習ができます。実際に現場で先輩職人の動きをみる時も、細かいところに目が行くようになり、その分成長が早く感じられたといいます。会社は若手の教育に力を注いでいたことが評価され、人づくり大賞2017の最優秀賞にも輝きました。

会社のサポート、そして何より本人のやる気や頑張りによって、着々とキャリアを積む真野さん。今後の夢は…?


真野さん「今は男手が必要な仕事があるけれど、女だけできるようになりたい。女だけで納めました!という仕事をしてみたいです!」


女性の数がまだ少ない左官業界でも、自分らしく目標を持って前に進む真野さん。夢をかなえるために、きょうも挑戦を続けます。


↓真野さんたちが働く会社はこちら↓

「中屋敷左官工業株式会社」

場所…北海道札幌市中央区南5条西26丁目

Tel:011-561-6019

今日ドキッ!Life

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